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【Wizard Rev】LET HOT 20 平井正也 ふちがみとふなと 顔似てますツアー2011

2011/09/16




 「手が届く範囲」のモノを集めて作られた工芸品のような音を、「手が届く範囲」で感じる-----言ってみれば、「手作り感」共有イベント-----ような、「素朴な音」が地方都市 柳川のアットホームなスペースに木霊したような夕凪時だった。



 平井さんは、バンド(=マーガレットズロース)・ソロ含め、僕は今回が3度目のステージ鑑賞だったんだけど、随分とフォーク・シンガー然と変化した印象が強い。


 個人的には、歌詞や本人のパフォーマンスをいとも簡単にかき消して、予定調和的バンド・サウンド(=ある種の「歌謡パンク」的サウンド)の「安易な妥協点」に導いていく傾向が感じられるマーガレットズロースよりも、引き語りをメインにしたソロ・パフォーマンスの方に魅かれる.....という印象を今回も持ったんだ。


 そして、何よりも、キブソンのフルアコ + ローランド ジャズコ(JCアンプ)の組み合わせでかき鳴らされる、The Who (フー)Pete Townshend (ピート・タウンジェント) に影響されたと思しきリズム・ギターの切れ味も、予定調和的なアフター・ビートがない分、ソロ・パフォーマンスでこそ、よく映えるというもの。



 そんな中、平井さんの曲で1曲、ちょっと僕の耳を惹く曲があってね。


 曲タイトルがわからなくてなんだけど........

 ♪...ラーメン大嫌い...♪ っていう、歌詞が何度もレピートされる曲。

 ラーメン大嫌いと連呼して、逆説的にラーメンが大好きだっていう「ラーメン賛歌」のような曲。


 何故僕の耳を惹いたのかっていうかと......平井さんが何処まで「確信犯」なのかは僕には知る由もないけど、その「ラーメン賛歌」がこの曲(↓)を嫌でも思い出させたんだよね。




Frankie Lymon & The Teenagers - 'Why Do Fools Fall In Love'

(携帯の方は ここ)



 この曲自体は、1956年に大ヒットしたドゥーワップ/ロックンロール を代表するホピュラー・ミュージック史上に燦然と輝く名曲なんだけど........


 この辺りのロッカーとしては極々ベーシックな教養と言えるような部分を「曲作りのインスパイア素」として活用している部分が、他の若手ロッカーと違った今後の「伸び代」を感じさせたんだ。



 さてさて、今回僕は、ふちがみとふなとさんは初めて見させて頂いたわけなんだけど、最初に書いたような「手作り感」は、ボーカルの女性=ふちがみさんが、ピアニカ初め、バイシクル・フォーンetc 様々な小道具を取っ替えひっ替えしながらのパフォーマンスによる処の印象が強い。


 正直に告白すると、一部のコミック・ソング的な曲はちょっと僕にはシンドかったけど、そんな中で詞の世界観とふちがみさんの声質が絡み合って独特の広がりを醸し出すような「出来のいい曲」は、十分にイマジネーションを喚起する世界観を持ってらっしゃると感じられたんだ。


 個人的には、そのような良質な曲が十分にプロデュースされれば-----
僕はDaniel Lanois (ダニエル・ラノワ)がプロデュースした空間を巧く使ったミックスを施された数々の名アルバムを思い出していた-----近い将来、かなり良いアルバムをお作りになられるだろうなぁって思つたりしながら演奏に耳を傾けていたんだ。



 参考までに、イメージ的にはこんな(↓)感じ。




The Neville Brothers - 'With God On Our Side'

(携帯の方は ここ)



 この曲はニューオーリンズの至宝とも言える、僕も大ファンのでもある兄弟バンド The Neville Brothers (ネヴィル・ブラザース) が1989年にリリースした、上記のダニエル・ラノアがプロデュースした大名盤 "Yellow Moon"(↓) に収録されている Bob Dylan のプロテスト・ソングのカヴァー・ヴァージョン だ。


 ラノワ・プロデュース作に特徴的な簡素な楽曲を空間処理でイマネジティヴに仕上げる効果がよく分かると思う。


 因みにラノワは、当の御大 ディランのアルバムもプロデュースしていたし、最近だと、ニール・ヤングの最新作もプロデュースしていたし........


 ふちがみとふなとのお二人の世界によく合った音を作れるだろうと思うんだ。


 もっとも、ここで僕がそんな事書いてもあまり意味も実現性もないのだが........



The Neville Brothers - Yellow Moon
The Neville Brothers - "Yellow Moon"



 さて、実は今回のステージで最も印象に残ったのはふなとさんが演奏するダブル・ベース(コントラバス)なんだ。


 因みに、正確に言うと、所謂「ウッド・ベース」などという楽器はこの世に存在してませんのでお間違えないように。


 「ウッド・ベース」とは完全に和製英語。

 よって外国では通じません。


 クラシック的なイメージだと「コントラバス」かな?

 ジャズの世界ではアップライト・ベースだとか、アコースティック・ベース、ダブル・ベースなんていう呼び方が一般的だと思うんだけど.......



 で、そのふなとさんの演奏は......ダブル・ベースでありはしても、現代のエレクトリック・ベーシストによく聴いて欲しいと思わせるポイントが多々あったんだ。


 根本的に、ベースという楽器はドラムスと共同してリズムを作る傍らで、ピアノ or ギターと共同してハーモニー(=コード感)を作るという、リズムとハーモニーという二股掛かっている楽器なわけで......


 そこで、ふちがみさんのボーカルとふなとさんのダブル・ベースのみで成立させているステージであるが故、自ずから、ふなとさんのダブル・ベース一本で「完全なリズムとハーモニー」を「常に聴き手にサブリミナル効果の
如く感じさせ続ける」必要が生じているわけだ。


 そういった観点から述べると、ふなとさんのベース・プレイは、物凄くテクニカルなものというようなモノではなく、寧ろ、基本に極忠実な淡々とした演奏であるように聴こえたんだ。


 故に、直ぐにスラップ・プレイに走りたがる最近のベース・プレイヤーに聴かせたいというわけ。

 あれだけ基本に忠実な演奏としっかりとしたタイム感、ちょっとしたアクセントや抑揚の付け方とミュート加減-----言わば本当の演奏センスの部分-----だけで、あれこれエフェクター繋げて、チョッパーなんかしなくても、十分、曲のリズムを組立て、ハーモニー感を得るだけの素晴らしい教科書に載っているようなベース・プレイが可能だっていう何よりもの証拠だよ。


 因みに、ご本人がどう言われるかは知らないが、僕の耳では、Paul McCartney (ポール・マッカートニー) に非常によく似たベーシストだと感じられたんだ。

 上に書いたような「ちょっとしたアクセントや抑揚の付け方とミュート加減」のような演奏センスやタイム感が凄くポールに似ているように聴こえたんだ。

 特に、オクターヴをよく挿みこんだベース・ラインにも共通点を感じたりもした。


 あと、個人的には、上記の「リズムを一人でこなす」上で必要不可欠なテクニックだったんだろうと想像に難くないけど、ロカビリー によく聴かれるようなダブル・ベース のスラップ奏法(↓)が聴かれたのが楽しかったなぁ。




Pete Turland - 'Rockabilly Slap Bass'

(携帯の方は ここ)



 最後に、僕が一番好きなダブル・ベーシスト-----おそらくふなとさんも好きだろうし、ダブル・ベースの話では避けては通れない名プレイヤー-----Jimmy Garrison (ジミー・ギャリソン) の血気迫るベース・ソロ(↓)を.......




Jimmy Garrison - 'Double Bass Solo Improvisation'

(携帯の方は ここ)

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