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【Wizard Rev】LET HOT 21 ~おもちゃ箱の音楽会 Vol 2~

2011/10/25




 島崎智子さんは、以前、ここ で対バンさせて頂いた時や、ここ を含め、この九州のちっぽけな一地方都市=柳川でステージを見させて頂いたのが、今回で既に3度目に達した事に、まずは本HP
の「主役」である LET HOT のTon君及びスタッフ一同の活動を心から労いたい。



 さて、まずは島崎智子さん。


 ほぼノーMCのまま、まるで曲同士がノンストップにエディットされたアルバム-----そう、ある種の「コンセプト・アルバム」のように、曲同士が連歌のような響き合う世界観を感じさせるような-----を聴いているような気にさせる位、矢継ぎ早に曲を繰り出していくスタイルのステージなのは、前回見させて頂いた昨年9月の時と同じフィーリング。


 僕は好きだなぁ、このステージング。

 何故なら、僕は純粋に音を聴きたい性分な方なものでね。

 そして、上記のような、このステージングによって得られる効果=「曲同士が連歌のような響き合う世界観を感じさせるような」効果によって、例えば、同じ10曲/40分のステージでも、物理的な10曲/40分というフレーム以上のインプット(≒感動)を得られるというメリットがあると思うんだ。


 僕がそんな事を感じながら、何となく思い出していたのはこのアルバム(↓)。



Van Dyke Parks - Song Cycle
Van Dyke Parks - "Song Cycle"



 このアルバムは、日本では、はっぴいえんどのプロデュースをした事でも有名であり、Brian Wilson (ブライアン・ウィルソン) のソングライティング・パートナーでもあった Van Dyke Parks (ヴァン・ダイク・パークス) が1968年にリリースした、その名もズバリ"Song Cycle"(=「連歌」)と言う歴史的名盤だ。


 このアルバムは、僕が若い頃、「凄い名盤」っていう噂は散々耳に入ってても、まったく聴けない(世界中の何処でも廃盤扱いで、中古盤ですらほとんど流通していないような)盤の典型のようなヤツだったんだよね。

 今の時代はいいよね。

 こんなの、PCの図面上でワン・クリックすれば2~3日で聴けるだもの........



 ちょっとばかり横道にそれちゃったけど、今回の島崎さん、全体を通してみると、以前より曲がポップな色彩を帯びてきているような感じがしたんだ。


 特に顕著に耳に留まったのが、いくつかシャッフル系の曲。


 要するに、Carole King (キャロル・キング)、Brian Wilson (ブライアン・ウィルソン)、Burt Bacharach (バート・バカラック) といった王道のアメリカン・ポップス~ブリル・ビルディング のような良質なポップスを感じさせる作風でね。



 この手の作風では、僕は、こんな曲(↓)を連想したりしていた。


 
Carol King - 'Carry Your Load'

(携帯の方は ここ)


 また、曲によっては Randy Newman (ランディ・ニューマン) から Gilbert & Sullivan (ギルバート & サリヴァン) 的なオペラ~ミュージカルにすら近いフィーリングの曲が聴かれた中で、本人の意識がどうなのかは知る由は無いが、より、ホピュラー・ミュージックの歴史感に寄り誘った感触を自らの音楽性に附加したワン・ステップ上に移行したかの演奏振りに思えたんだ。




 そんな中、

   ♪手を繋いだら.......幸せ満ちた........♪

 っていう曲(タイトルがわからない)が、僕の耳には、ずば抜けてシングル向きの曲(=「売れる曲」)だと思えたんだ。



 そんな事を感じながら、この実に良く書かれた「曲の可能性」は、耳から入り、脳を通過し、ソウルに到達する頃には、僕に自然とこんなアレンジ(↓)を施させた形で認識させていたんだ。




The Beatles - 'Martha My Dear'

(携帯の方は ここ)



 さてさて、そんなポップな感じな今回の島崎さんの「極めつけ」が、


 ♪ イチ・ニ・サン・シ ニ・ニ・サン・シ ♪


 っていう、印象的なリフレイン作りの巧さがと同時に、今まで聴いた彼女の曲の中では圧倒的に「黄金のポップス・コード方程式」に則って作られている、「聴いた瞬間に耳に来る」タイプの曲(これもタイトルがわからない)。


 この曲には結構、耳が惹かれた。


 僕は残念ながら絶対音感を持ち合わせてないので、この曲の正確なキーを言い当てる事は出来ないけど.......


 仮に、キー=Cだとすれば、


   | Am7 | Am7/D D7+9 | Dm7 | C E7(#9) E7(♭9) |


 こんな風なコード進行だったと思う。


 兎に角、びっくりしちゃったんだ、突然、これまでの作風とは段違いに「ポップス・ロック・ソウル黄金時代の記憶」を呼び起こす「黄金の方程式」に則った曲を演奏し出すもんだから........



 ちっっと思い出すだけでも、こんなにいい曲(↓)があるんだよ、黄金のポップス・コード方程式」に則って作られている曲って........



 
Blood Sweat & Tears - 'I Can't Quit Her'

(携帯の方は ここ)




Chicago - 'Saturday In The Park'

(携帯の方は ここ)




Todd Rundgren - 'I Saw the Light'

(携帯の方は ここ)



 まあ、「黄金のポップス・コード方程式」なんてのは僕が勝手に言ってるだけなんだけど、中には「ウンウン、そうだよね。」って肯いて頂ける方もおられると思う。



 で、今回の島崎さん、総括すると、ソングライターとして、ステップ・アップし幅も広がり、より、ポピュラー・ミュージックの歴史に繋がった作風を獲得しつつあるという感じで、キャリア的・年齢的にも「絶頂期」に差し掛かってきた感がする。


 僕にも経験があるんだ。

 30代に入ってくると、書く曲に「当りハズレ」が無くなって来るんだ。

 そして、書き始めた曲がどんな方向に転がり出そうが、転がそうが、巧く収めるだけの自信が付いてくる。

 そうする内に、「幅のある」(ヴァラエティに富んだ)と同時に、確固たる「自分の作風」が確立する。

 
 また、相変わらずの、「ダイナミクスのコントロール」をよく分かっているピアノ演奏にも好感が持てた。


 では、そう遠くもない彼女のブレイクを期待しましょう。



 さてさて、もう一組は、今回初めて見た Jaaja という名古屋のバンド。

 まぁ、言ってみれば、ヨーロッパによくあるコミューンを形成している芸術家や大道芸人達がやってるヒッピー・バンドに近い成り立ちをした日本版のような存在。


 簡単に言えば、このバンド(↓)をイメージすると近いのでは??




Moonflowers - 'The Winkstress'
(携帯の方は ここ)



 編成としては、シンガー/ガット・ギターが1人、その他3~4人のメンバーがアコースティク・ベースやアコーディオン、トランペット、木琴・鉄筋、パーカッション等をとっ換え、ひっ換えしながらのステージング。

 所謂、昔、このグループ(↓)を形容するのに使われたジプシー っぽい感じの「無国籍音楽」をイメージする音。




3 Mustaphas 3 - 'Ya Habibi, Ya Ghaybine'

(携帯の方は ここ)



 アコーディオンがいるのが一つのミソになっていて、シンガー/ギタリストが、サスティーンが短いガット・ギターをかき鳴らすスタイルが故に、自ずとサスティーン不足によって発生するハーモニー不在の瞬間をメランコリックに埋め合わせているというワケ。

 そして、ジプシーっぽいフィーリングを得る為のツールとしても重宝しているのだろう。

 また、副次的には、一部の曲には、シャンソン に似たフィーリングも附加されていた事も付け加えておきます。

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