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【Monologue】青年会議所で友情を育む (後編)

2012/03/29

20120328_02.jpg

青年会議所で友情を育む (前編)はこちら



メール着信。

F田「おそらく、(議案上程は)30分以上あとになるんではないでしょうか?!」

Ton「ありがとうございます。今向かっています。」

F田「ありがとうございます、お気をつけていらしてください。」


こんなやりとりをしながら、都市高を海を横目に走らす。
気持ちいいなぁ。こんな会議なら悪くないかも。

福岡タワーのすぐ近く。
駐車場に車を止めて降りた瞬間、嫌な感覚が・・・。





腹が痛い。

しかもいきなりMAXレベルで襲ってきた。


これは完全に会議に間に合わない。
まずは運営委員会のトップ、AOKI委員長に連絡。


Ton「すいません、いま着きました。いま向かっています。
   が、う○こが漏れそうですのでもうちょっとかかります。」


足をエックス型にしっかり固定し死にものぐるいでこのメールを送信。
やばい、これはレベル7!!

過去の経験でこの場合は残念な結果が多い。


メール着信。

F田「上程はじまっちゃいました」



あぁ・・・福岡までそのためにやって来たのに。
しかし今はそれどころではない。恥をかきに福岡に来たわけではないのだ。


Ton「ありがとうございます。近くにいるのですがう○こが漏れそうです。
   歩幅狭めに歩いていますのでもうちょっと時間がかかりそうです。」



メールなんかしないで早くトイレに行けばいいのにと思われるかもしれませんが
これが歩けないのです。おしりの筋肉をゆるめた瞬間に地獄が待っているのです。

メールを打つ間に次の何歩かのパワーをためるのです。



メール着信。

F田「それは大変なことですね!大事に至らないように御祈念申し上げます。」


ありがとう、こんな都会の真ん中でう○こを我慢しながら
歩いているオッサンを気にかけてくれているのね。


そんな優しさにふれて、私は嫁にもあまり漏らしたことのない
弱音を彼に漏らしてしまった。


Ton「駐車場からの距離がはてしなく遠く感じます。」


メールを打っては休み、打っては休み。一歩また一歩と進んでいく。



メール着信。

F田「お気持ち察します。」


あぁ、私のこの辛さを共有してくれる人がいる。
人間は助け合うから前に進むことが出来るんだ。


私は歩いた。海風吹く百道浜を。
そしてラストスパート。あとはTNC会館のトイレに入るだけ。

ここからはう○こを我慢しているオーラを出さないことだ。



トイレマークを見つけた!

都会のオアシス!!


個室に入ったとたんにズボン、パンツ、全てを脱ぎ捨てる。

便器に座る。




・・・今日のことが走馬燈のように思い出される。


オレはやった、やったぞ!


ゴールした今、インタビューされて一番報告したい人はと聞かれたら
真っ先にF田さんの名前を出すだろう。

そうだ、御礼のメールを。


Ton「今、便器に座ることができました。F田さんの応援がなかったら
   大変なことになるところでした。ありがとうございました。」

F田「わたくしも自分のことのように安心しました。
   しっかり捻り出してください。」



私は一連の作業を終え会議室に向かった。

人がごった返す会議室。


私はF田さんを探した。F田さんは?F田さんはどこ?


同じ朝倉JCのメンバーに促されてこちらに歩いてくる好青年。



あぁF田さん!!

私たちはがっちりと握手をした。






初対面とは思えないほど福田さんは笑っていた。






あぁ、これが友情の証か。


名刺交換をしたものの、会議中ゆえにあまり話せなかったが
たしかにここに友情が芽生えた。


そして先に帰った福田さん。



私は帰りの駐車場までの道のり、青年会議所活動も
いいものだなと思いながら歩いた。


海沿いの駐車場。

右手にはしっかり握手の感覚が。
左手にはいつものL.L.beanのトートバッグが。
その中にはビニール袋に入ったパンツが。


スーツのズボンの裾から入ってくる海風が、
今日はなぜだか冷たく感じた。








メール着信。

AOKI委員長「ちゃんと拭きましたか?」



もうおそいよっ!




【完】

  
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